こんにちは!Audiostock事務局です。
Audiostockでは、クリエイターの方からご登録いただいた楽曲を販売する前に、楽曲の審査を行っております。
楽曲がどんな風に審査されているのか、気になりませんか?
今回は普段あまり語られることの無い、Audiostockの裏側、審査の部分をご紹介いたします!
■審査はどのように行われているの?
Audiostockには、専門の審査員に楽曲審査を依頼しています。
審査員が実際の楽曲を聴き、販売が可能な楽曲かどうかを判断しています。そして無事に審査を通過した楽曲は、販売開始となります。
審査の内容として、具体的には楽曲を聞きノイズが無いかの確認や、波形のチェック、品質に問題が無いかの確認をしています。独自の審査画面があり、そこにログインをして、内容をチェックしています。
■そもそも、どうして審査が必要なの?
審査の目的は、商用クオリティを保つことが大きな理由となります。
■商用クオリティを保つため
現在Audiostockでは10万点を超える楽曲が販売されていますが、審査なしに登録された楽曲すべてを掲載してしまうと、どうしてもクオリティにばらつきが出てしまいます。
楽曲を購入したいお客様も、いくつか聴いたけどクオリティがイマイチ…となってしまっては、使いたい曲がなかなか見つからずに困ってしまいますね。
そのため、販売可能なクオリティの楽曲かどうか、専門の審査員がチェックする、というわけです。
■安心して楽曲をお使いいただくため
Audiostockでは、基本的に楽曲を登録いただくクリエイターの皆さんへ、責任をもって曲を投稿いただくようお願いしております(利用規約にもその旨記載しております)
ただ、音素材を取り扱うプラットフォームとして多くの方に喜んでいただけるよう、「お買い上げいただいたユーザーさんに不利益が発生するリスクが無いか」といった部分も、可能な限りチェックしています。
世の中には数えきれないほど多くの楽曲がありますから、クリエイターの方が故意に似せたわけではなくても、偶然とある曲に似てしまった、ということも、ありえない話ではありません。
また、パブリックドメインといわれる、著作権が切れていて誰でも自由に使える楽曲があります。過去にはまだ著作権が切れていない曲をパブリックドメインだと勘違いしてしまい、カバー曲を作成しAudiostockに投稿の申請をした…といった事例もありました。
さて、突然ですがここで問題です。
次の楽曲のうち、著作権が切れていないのはどの曲でしょうか?
1.童謡「海」
2.わらべ唄「あんたがたどこさ」
3.民謡「ソーラン節」
正解は…記事の最後でご紹介します!
■今は、どれくらいの登録があるの?
毎月3,000~4,000曲くらいの楽曲登録があります!
そんな膨大な数、抜け漏れがあるんじゃない?という声が聞こえてきそうですが…ご安心ください。こちらは独自のシステムでチェックしているので、ご登録いただいた楽曲は抜け漏れることなく審査員が聴いています。
このような画面で「あと〇日」とアラートを出しつつ、チェックを進めております。クリエイターの方が作った楽曲を一日でも早く世に出せるよう、全力で取り組んでおりますので、クリエイターのみなさま、どんどん投稿してくださいね!
■審査ではなにを見ているの?
最後に、審査基準についてご説明します。
クオリティ、盗作・著作権に引っかかるかどうか以外でも審査のチェック項目となるのが例えばこちら。
・曲中にノイズがある
・末尾の残響音が途切れている
・音量が極端に小さい、または音割れしている
・冒頭の無音時間が長い
上記は数あるチェック項目のなかの一部ですが、このような場合は、クリエイターの方に修正をしていただいた後、改めて審査をさせていただく、という流れになっています。
…いかがでしたでしょうか?
このような厳重な審査を通過した楽曲が、実際にAudiostockで販売されています。
楽曲を購入してくださる方にも、作品を登録してくださるクリエイターの方にも安心して使っていただけるAudiostockですので、これからもよろしくお願いいたします!
ちなみにAudiostockの公式Twitterもありますので、ぜひフォローしてください!
それでは、また次回をお楽しみに!
さて、先ほどの著作権クイズの正解発表です。
次の楽曲のうち、著作権が切れていないのはどの曲でしょうか?
1.童謡「海」
2.わらべ唄「あんたがたどこさ」
3.民謡「ソーラン節」
正解は…1.童謡「海」です!
作詞者の林柳波さん、作曲者の井上武士さんは共に1974年に他界されているので、2024年まで著作権が有効となり、パブリックドメインの楽曲として自由に使えるようになるのは2025年からなんです。(※著作権は、著作者が他界されてから50年の間は存続します)
馴染みのある同様なのでパブリックドメインかも…とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、実はまだ切れていなかった…といったケースも散見されます。
このような部分もチェックして、クリエイターの方の「こんなつもりじゃなかった!」を防いでいます。どうぞご安心いただき、楽曲の利用・投稿くださいませ!