こんにちは!Audiostock事務局です。
巷で話題のFuture Bass(フューチャーベース)。一体どんなジャンルの音楽なのか気になっているという方も多いのではないでしょうか?
EDMというジャンルで括られるダンスミュージックの中で、2016年以降急速に海外で注目を集めはじめたFuture Bass。まずはいくつか聴いてみましょう!
・Marshmello「Alone」
マシュマロのような覆面を被り、真っ白な衣装を纏うDJ、Marshmelloの代表曲。
YouTubeのPV動画再生回数はなんと10億回を超えている大ヒット曲です。
・Zedd Ft. Selena Gomez「I Want You To Know (ROYALTY & LZRD Future Bass Remix)」
若き天才DJ、音楽プロデューサーとして有名なZeddと、全米ティーンに絶大的な人気を誇る女優シンガーSelena Gomezがコラボしたことで話題になった楽曲のFuture Bass Remixです。
機械的で未来を感じさせるシンセベース(※1)に、キラキラしたシンセサウンド(※2)や独特なボイスサンプル(※3)を乗せた、新世代のクラブミュージックがFuture Bassと言われています。
さらに、曲の盛り上がり部分でシンセサウンドでのメロディが目立つように使用されることが多いことも特徴です。
※1 シンセベース
シンセサイザーで演奏されるベースパートや、エレキベースやコントラバスの音を機械的に加工して出す音のことです。機械で作られた音なので、いろいろな音が飛び交うアンサンブルのなかでは、比較的ほかの音と馴染みにくい傾向にあり、どんな状況でもしっかり聴き取ることができる音とも言われます。
※2 シンセサウンド
シンセサイザーから発せられる機械的な電子音のことです。
※3 ボイスサンプル
一般的に、声を録音して加工した音のことです。
例えば、先ほど紹介した楽曲、Zedd Ft. Selena Gomez「I Want You To Know(ROYALTY & LZRD Future Bass Remix)」の場合、冒頭0:04あたりから聴こえてくるのがいわゆる独特なボイスサンプルを指し、0:26から歌が入ってくる部分で、歌を支えている一番低い音がシンセベース、0:52からメインメロディを奏でる音が特徴的なシンセサウンド、といえるかと思います。
さて、海外からの影響を受け、日本では「Kawaii Future Bass」という、Future Bassから派生した新たなジャンルが生まれました。
こちらは、Future Bassをよりキラキラさせて可愛い要素を足した楽曲のことを指します。
・Yunomi「ロボティックガール」
トラックメーカーYunomiの、1stフルアルバム「ゆのもきゅ」に収録されている楽曲。
イラストレーターきあとによる、キャラクタービジュアルを全面に押し出した可愛らしいMVも楽曲とマッチしていて印象的です。
・Snail’s Hous「恋するSpaceGirl」
まさにKawaii Future Bassというような、キラキラキュートな楽曲がこちら。
トラックメーカーのSnail’s Houseが注目されはじめたのは2015年頃で、当時18歳という若さも話題になりました。
また、Perfumeのオリジナルアルバム「Future Pop」においても多数の楽曲にFuture Bassが取り入れられ、2018年紅白歌合戦でも披露されるとのこと。
大晦日にはぜひチェックしたいですね!
・Perfume「Future Pop」
アルバム表題曲であり、2018年紅白歌合戦でも披露される楽曲はこちら。
近未来を彷彿とさせるシンセサウンドや、アクセントとして部分的に登場するキラキラしたサウンドにFuture Bassっぽさを感じます。静かなAメロから次第に高揚していき、55秒あたりからボイスサンプルも効果的に使われ、1:05からのサビで特徴的なシンセメロディが流れるまさしくFuture Bassな楽曲です。
・Perfume 「無限未来」
アルバム「Future Pop」の収録曲。
こちらも全体的に幻想的な雰囲気の中にFuture Bassの要素を取り入れており、映画「ちはやふるー結びー」の主題歌として書き下ろされた楽曲です。
そして、日本で最もYouTubeチャンネル登録者数が多いバーチャルYouTuber・キズナアイのオリジナル楽曲にもFuture Bassが取り入れられ、話題を集めたのも最近のことです。
キズナアイの他にも、Future Bassの要素を取り入れた楽曲を使用するバーチャルYouTuberは数多く、注目されている様子がわかります。
・キズナアイ「Hello,Morning」
キズナアイ初のオリジナル楽曲としてリリースされた楽曲。
作詞はキズナアイ自身が手掛けており、作編曲はトラックメーカーのNorが担当、Future Bassの要素を取り入れたポップな楽曲です。
・X’Flare「拡散性マジョリティ」
X’Flareは、音楽サークルX enc’ount所属のバーチャルシンガー。
歌詞の壮大な世界観と凛々しい歌声が、MV公開と同時に話題になりました。
・KMNZ「VR(Virtual Reality)」
リタとリズで構成されるバーチャルYouTuberユニット「KMNZ」。
1st singleとなるこの楽曲は、先程Kawaii Future Bassで紹介したトラックメーカーSnail’s House1が手掛けています。
Future Bassの要素を取り入れた楽曲は、明るくてテンションが上がるものが多いので、作業用BGMとして聴いている方もいるようです。
ぜひみなさまも、お気に入りのFuture Bass楽曲を見つけてみてはいかがでしょうか?
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