こんにちは!Audiostock事務局です。
いよいよ夏本番ですね。
みなさまはどんな音楽とともにこの夏を過ごしますか?
暑い夏を少しでも爽やかに過ごすために、南国やサンセットを思わせるゆったりとしたトロピカルハウス(Tropical House)をBGMにしてみるのはいかがでしょうか?
今回は、これからの季節にぴったりなジャンルについてご紹介します!
トロピカルハウスの代表曲
まずは、トロピカルハウスといわれるジャンルの楽曲を聴いてみましょう。
▷Kygo「Firestone ft. Conrad Sewell」
こちらの楽曲は、トロピカルハウスの代表的なアーティストであるKygoの2nd single。
曲中に登場する恋人をFirestone(=火打石)に例えて、燃え上がる恋の炎を、打ち付け合って火を起こす火打石で表現している情熱的な楽曲です。
Kygoは、ストリーミングサービスのSpotify史上、最速で10億回の再生回数を突破したアーティストでもあり、この楽曲の大ヒットで一躍有名になりました。
ノルウェー出身の彼は、毎年ノルウェーで開催されているノーベル平和賞の記念式典で、2015年にEDMアーティストとして初めてパフォーマンスを行ったり、2016年のリオデジャネイロオリンピック大会の開会式では、シンガーのJulia Michaelsとともに”Carry Me”という楽曲を披露するなど、世界中で注目されているアーティストです。
▷Justin Bieber「What Do You Mean?」
日本ではソフトバンクのCMにタイアップされたこともあり、聴いたことがある方も多いかもしれません。
Justin Bieber本人が出演しているストーリー仕立てのMVは、公開から半年で再生回数7億回を超え、世界各国のチャートで1位を獲得した大ヒット曲です。
Justin Bieberは、YouTubeをきっかけにスターへの道を駆け上がったアーティスト。
2009年にデビューシングル「One Time」 、デビューミニアルバム「My World」をリリースし、アメリカの人気シングルチャートBillboard Hot 100においてデビューアルバムの7曲すべてがチャートインするという前代未聞の記録を更新しました。
Justin Bieberがトロピカルハウスを楽曲に取り入れたことによって、トロピカルハウスがメジャーシーンに出ていくきっかけになったと考える人も多いようです。
いかがでしょうか?
EDMに括られるトロピカルハウスは、ディープ・ハウスから派生したジャンルであり、スチールパンやマリンバを彷彿とさせるシンセサウンドや、ピアノやフルートなどの生音を取り入れるなどして、リゾート感のある雰囲気を醸し出していることが印象的なジャンルです。
アップテンポで盛り上がるダンスミュージックが多いEDMのなかで、トロピカルハウスはゆったりとしたBPMで聴かせるダンスミュージックなので、癒し系EDMとも言われています。
ちなみにトロピカルハウスという名前の由来ですが、このジャンルの中心人物のひとりでもあるThomas Jackが、ジョークで付けた名前がそのままジャンル名となり広まったという説があります!
進化していくトロピカルハウス
トロピカルハウスがディープハウスから派生したジャンルであるように、トロピカルハウスも徐々に進化していきます。
次に、トロピカルハウスに他のジャンルの要素も取り入れている楽曲をご紹介します!
▷Clean Bandit「Rockabye (feat. Sean Paul & Anne-Marie)」
こちらは、イギリス出身のエレクトロユニットであるClean Banditの、全英シングルチャートで9週にわたり連続1位を記録した大ヒット曲です。
タイトルの「Rockabye」とは子守唄という意味で、Rockとlullabyをあわせた造語といわれており、シングルマザーがテーマになっているという少し珍しい楽曲です。
ジャマイカのレゲエシンガーSean Paulと、イギリスのシンガーソングライターAnne-Marieをフィーチャーしており、トロピカルハウスにダンスホールレゲエとクラシックの要素が合わさっています。
※ダンスホールレゲエ=ラップの入ったレゲエ音楽のこと
アメリカとイギリスのビルボードソングスチャートで年間1位、日本でも2位を記録するなど、世界中で大ヒットした楽曲です。
日本で洋楽が年間2位を獲得することはとても珍しく、Ed Sheeranが来日した際にテレビ出演してパフォーマンスを行ったり、フジテレビドラマの挿入歌にタイアップされたことが、日本でのヒットに繋がったのではないかと考えられています。
元々アコースティック色の強いシンガーソングライターだったEd Sheeranですが、こちらの楽曲は、イントロからトロピカルハウスの雰囲気が感じられます。
日本のアーティストによるトロピカルハウス
世界中で大ヒットを生み出しているトロピカルハウスですが、日本のアーティストにもそのサウンドは取り入れられています。
最後に、トロピカルハウスの要素を取り入れた邦楽曲をご紹介します。
▷w-inds.「We Don’t Need To Talk Anymore」
2017年リリースのこちらの楽曲は、メンバーの橘慶太が作詞・作曲・編曲を担当するという初のセルフプロデュース作品となったことでも話題になりました。
この楽曲リリースを皮切りに橘慶太のセルフプロデュース作品が続いているw-inds.は、トロピカルハウス以外にも、ディープハウスやフューチャーベースといったジャンルの要素を取り入れた楽曲を次々に発表しています。
▷lulu + Mikeneko Homeless「Asagao」
mochilonとhironicaによるユニット・三毛猫ホームレスが、女性シンガーのluluとコラボした2017年リリースのこちらの楽曲。
多くの人が身近に感じることのできる夏の日常を綴った歌詞が印象的なサマーソングです。
耳心地の良い浮遊感あるサウンドにはトロピカルハウスの要素が取り入れられており、より夏っぽさを感じさせる楽曲になっています。
いかがでしたでしょうか?
いまやトロピカルハウスをテーマにしたクラブイベントが開催されるなど、日本でも注目されている音楽ジャンル。
ずっと前から注目していたという方も、今まであまり聴く機会がなかったという方も、ぜひトロピカルハウスを聴きながら、ゆったりとした気持ちで暑い夏を乗り切りましょう!
Audiostockでもトロピカルハウスの要素を取り入れた楽曲を販売しておりますので、
映像BGMにトロピカルハウスを使いたいという方は要チェックです!