こんにちは!Audiostock事務局です。
今年も卒業シーズンが近づいてまいりました。学生のみなさまや保護者のみなさまは、卒業記念のDVDを作ったり、パーティーや謝恩会などで自作ムービーを流したりする機会もあるかと思います。
今回は、卒業に関するムービー制作を検討している方へ、ムービーの構成内容、おすすめの卒業ソングなどをご紹介いたします!
ムービーの構成について
卒業ムービーは、具体的にどのような内容で構成されているのでしょうか?
アイディア次第でオリジナリティ溢れるムービーになりますので、一概にこの構成が良い!というものはありませんが、以下のようなコンテンツで構成されるムービーが多いです。
・イベントなどの学生生活を振り返る写真など
・個人インタビュー
・先生や後輩からのメッセージ
在学中の大きなイベントでの写真を中心にならべることが多いと思いますが、友達と団らんしている様子など、普段の何気ないひとコマの写真があると、楽しかった学生生活を、より懐かしむことができそうです。
そして、お世話になった先生や可愛がった後輩からのメッセージはとても心に残るものなので、こちらもぜひ取り入れたいところ。
スケッチブックにメッセージを書いてもらい、それを持った写真をつなげていくのが王道です。
さて、感動の卒業ムービーを制作するにあたり、映像と同じくらい大切になってくるのがBGMです。
歌詞が卒業とリンクするものだったり、涙を誘うようなメロディの楽曲を選んだりすると効果的!
そして、楽曲の起承転結に合わせたような構成を意識すると、よりムービーが感動的なものになります。
卒業にまつわる楽曲を邦楽と洋楽にわけてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
おすすめの卒業ソング―邦楽―
元々は友人の結婚式のために制作したといわれる結婚ソングでしたが、歌詞が卒業ともリンクすることから卒業ソングとしても人気の一曲。
卒業ソングといえばこの曲!という方も多いのではないでしょうか。
この曲には「さよなら」や「ありがとう」では伝えきれない思いがたくさん詰まっています。
仲間達と過ごした学校生活を思い出して切なくなってしまうような、そんな楽曲です。
卒業をテーマにした映像全般、卒業イベントにぴったりです。
幅広い世代から人気を集める「スピッツ」の代表曲です。
優しい声とレトロなサウンドが、どこか懐かしさを感じさせます。
少し落ち込んだとき、悲しくなったとき、前向きな歌詞が背中を押してくれそう。
謝恩会や部活の卒業パーティなど、先輩を送り出すようなイベントにおすすめです。
先生や後輩からのメッセージ場面に合うのではないでしょうか。
NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』の主題歌となり、大ヒットしたKiroroの代表曲です。
合唱曲としても歌われている定番の卒業ソングで、ピアノの美しい旋律が優しく印象的。
親友へ贈る曲として人気が高いので、今まで仲良くしてくれた友達へ感謝を伝える場面にぴったりではないでしょうか。
思い出の写真を振り返る映像にもおすすめです。
2018年にヒットして話題になった一曲。
二人が掛け合いで歌っているのが特徴的です。
ふとした時にあなたを思い出す、そんなシーンをイメージさせる一曲ではないでしょうか。
比喩を使った美しい歌詞が、素敵な世界観を作り出しています。
何気ない学校生活での思い出、友達と協力し合ったイベントを振り返る映像などにぴったりです。
川嶋あいがI WiSH時代にリリースして大ヒットした「明日への扉」の原曲となった楽曲です。
別れの寂しさを感じながらも、「また会える気がする」と思わせてくれるような歌詞が印象的です。
仲間や恋人と過ごした思い出や体験を振り返り、輝きの日々を大切にしたくなる、そんな一曲。
卒業してしまう先輩たちを、うるっとさせたい時にいかがでしょうか。
涙を誘う映像にぴったりな感動ソングです。
「さくら」というキーワードが印象に残る、有名なお別れソング。
ピアノとボーカルのみのシンプルな構成で、心にしっとりと染み渡ります。
合唱曲として歌われることも多く、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
全体を通して落ち着いた楽曲なので、スピーチなどの場面でも邪魔にならずに流すことができそうです。
個人インタビュー映像や、各々が思い出を語る場面にぴったりです。
おすすめの卒業ソング―洋楽―
映画「プラダを着た悪魔」や海外ドラマ「アグリーベティ」で使われたこともあり、日本でも大ヒットした曲です。
アップテンポのナンバーなので、かっこいい先輩たちの勇姿を見届けるのにぴったりの一曲です。
部活やサークルでの卒業会で流す思い出映像など、カジュアルな別れのシーンにいかがでしょうか。
きっと先輩たちにも、憧れの気持ちが伝わるはずです。
High School Musical「We’re All In This Together」
しっとりした卒業ソングが多いなかで、こちらの楽曲は明るくノリノリなサウンドが印象的です。
友達との思い出やイベントを振り返るときに、そのときの”楽しい”気持ちそのまま振り返ることが出来そうです。
部活や運動会、合唱コンクールなどの特別なイベント映像のBGMにおすすめです。
明るく盛り上がりたい卒業パーティや企画にぴったりではないでしょうか。
ボーカルのチャドの渋く力強い歌声がかっこよく、つい聴きいってしまう一曲です。
写真から溢れ出てくる懐かしい記憶を歌った一曲なので、卒業シーンにぴったり。
寂しさや切なさを強く噛みしめたかっこいい男の物語、といった印象が残ります。
卒業から時を経て、青春時代を振り返るシーンにおすすめです。
同窓会で流したい思い出の映像などにもご利用いただけるのではないでしょうか。
リズミカルなクラップが元気をくれそうな明るいポップチューンです。
どんな自分でも、いくつになっても、元気で明るくありたいといったパワフルさを感じられる楽曲です。
先輩や先生を明るく送り出したい、卒業しても頑張ってほしいという願いを込めた映像にぴったりです。
最後は笑顔で送り出せるように、退場シーンにもおすすめです!
パンクバンドの代表的存在であるGreen Dayの、数少ないアコースティックなナンバーです。
人生の分岐点を感じさせる内容の歌詞で、アメリカでも卒業ソングとして人気の高い楽曲です。
ストリングスも混じり、カジュアル過ぎずあたたかなサウンドとなっています。
喧嘩のつらい思い出も、失恋の思い出も、きっと意味があったんだと思えるような前向きな一曲。
苦い思い出を溶かしてくれるような優しいメロディーが、とても心地いい楽曲です。
ずっしりと心に響き渡るバラード曲。
Adeleの力強い歌声と、静かに口ずさみたくなるような切ないメロディーが印象的です。
若かりし日々を思い出して、ノスタルジーな気分に浸ることができそう。
別れの場面や感謝を伝える場面など、どんなシーンにも馴染んでくれる、卒業式にうってつけの一曲ではないでしょうか。
気をつけなければならない著作権法について
さて、おすすめの卒業ソングをご紹介いたしましたが、楽曲利用の際には著作権法上の権利について気をつけなければなりません。
自宅で音楽を楽しむ分には私的利用にあたるので問題ありませんが、卒業式や謝恩会は多くの方が参加する公の場なので、私的利用の範囲外となり、他人の楽曲を利用するには許諾を得る必要があります。
市販のCDの音源を利用して卒業ムービーを制作する場合、著作権と著作隣接権をきちんと処理する必要があります。
著作権は、著作権者がJASRACなどの著作権管理事業者であれば、所定の使用料を支払えば許諾を得ることができます。
注意が必要なのは「著作隣接権」です。
著作権管理事業者が管理しているのは著作権のみなので、著作隣接権については発売元のレコード会社に問い合わせて利用許諾を得る必要があります。
ただし、卒業記念DVD等の複製利用を禁止しているレコード会社が一部あるので、その場合は問い合わせても複製の許諾を得られない可能性が高く、配布DVDを制作する場合にはBGMとしてそのレコード会社のCD音源は使えない、ということになります。
Sony MusicやWarner Music Japanは、卒業記念DVD等の頒布されるものの使用を禁止しているようです。
▷Warner Music Japan「音源等コンテンツ使用申請」
著作権について詳しく解説した記事があるので、よくわからない…という方はぜひご一読ください。
…いかがでしたでしょうか?
友達との学生生活の思い出のため、お世話になった先輩を送りだすため、我が子の成長の証を残すためなど、卒業にまつわるムービーを作ろうという動機は様々だと思います。
卒業ムービーについてのあれこれをご紹介しましたが、難しいことや凝った演出をしなくても、感謝を伝えたいという気持ちがあれば十分感動的なムービーになるはず。
ぜひ素敵なムービーを制作してくださいね!
また、Audiostockでも「卒業」をイメージさせる楽曲を数多く取り揃えておりますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!